豆知識 10年年金

国民年金の受給資格が、10年からとなるのは報道等で知られていることである。実際に、影響するのはすでに、60歳を超えているが、加入期間が10年以上25年未満の人となる。

ところが、25年期間を満たさないが、10年なら可能性があるという人には大きな問題となる。例えば、今、50歳で一度も年金を払ったことがない人でも、これから、10年払うことで、受給することができるようになるので「もらえないから払わない」という理屈が通らなくなってしまうのだ。国民年金を5年分支払った、あるいは免除していたとなると、55歳からでも払えばもらえることになるのだ。もちろん、救済の側面もあるが、なかなかよく考えられた仕組みともいえる。なぜなら、救済の方が大きく報道されているから。

国民あるいは、日本国に居住している人の義務であるので、支払わなくてはならないのは当たり前のことであることは付け加えておく。権利を主張するならば、義務も果たさなければならない。