就労支援の中で、やる気があるのか、それともないのか?
よく、問われる問題・課題の1つである。
実際、現場での判断は難しい。何が、難しいのか?その人の気持ちが見えないからである。
推測するしかない。その推測も、自分の経験や手持ちの知識、そして推理力などのスキルからでしかない。
つまり、万全でもなく、当てにもならないのだ。
そもそも、健康であれば働くことが当然となっている。裏を返せば、不健康な状態つまり、病気であれば
働くことに問題が出てくると言ことになる。
経済状態が破綻しており、また、何かしらのハンデを背負ってしまった状態では、体調が悪い、不安なこと
があり落ち着かないとなると、仕事に就くどころか面接に挑んでも採用には至らないことが多い。
体調を整え、健康になるためにも原因を把握して対応策を取ることが急務である。
気持ちなど心の問題が、体調などに影響を及ぼし、仕事をしたくない状態になっている場合は、まずは、
カウンセラーなどに話を聞いて(傾聴して)もらいながら、問題点を把握し自分自身が少しでも気付き
理解することがスタートになる。
カウンセラーやケースワーカーが勝手な決めつけをすることなく、時には丁寧に聞く必要がある。
信頼関係などと軽々しく使うカウンセラーほど、形式や古い知識に拘り、つまるところ「やる気の問題」
に行きついていると思われる。
「やる気」と「病気」は違うのである。