やる気のない人への意欲喚起(181031)

名古屋市港区のカウンセラー行政書士の佐々木です。

やる気がある、ないの判断は難しい。やる気は、目に見ることができないからである。

しかし、やる気の有る無しを判断しなくてはならないこともある。そういう時は、どうすればよいのだろうか?

本人に直接聞いてみるというのも1つの方法だろう。ただ、本当のことを言ってくれるかは分からないし、本当かも判断することが難しい。結局のところ、分からないし、信じるしかないということになる。若しくは、判断者が推測して決めることになる。

結果を見て判断するということもあるが、あくまでも意欲の有る無しまでは分からないだろう。

精神科医では、うつ病であるか否かは8つの質問で大体わかるという。やる気の有る無しもそういう質問があるのかもしれない。「こいつ、やる気があるのか?」と、思った段階で恐らくやる気はないのだろうけど。それでも、聞くべきだという意見もあるのは、なぜなのだろう?

やる気のない人に、やる気があると言わせて、その後のカウンセラーや聞き手の責任逃れをするための証拠を作っているのかもしれない。意識してそうしているわけではないだろうが、自己防衛機能が働らくのだろう。

嫌なこと、出来ないことに、やる気があるのかを聞くこと自体がナンセンスな感じもする。

やる気に関係なく、義務(強制)であること、達成することで得られるもの(報酬・達成感)を粘り強く示していくしかないのかもしれない。