ブログ 「事件現場清掃人が行く」を読む

名古屋のカウンセラー行政書士の佐々木です。名古屋市、愛知県、三重県、岐阜県などに対応しております。

年末年始に、熱田図書館で借りてきた本の1つです。

以前にも読んだことがあるのですが、記憶もあいまいになってきていることもあり、また、もう1度読みたいなあと思っていた時に、書籍の棚にあり迷わず借りました。

表紙はマンションのドアという感じですが、裏表紙は毒ガスマスクを付けたようなインパクトのある写真です。

内容は、実際に著者が経験したエピソードを自身の思いをオーバーラップさせ感情豊かに語りかけてきます。寂しさを感じるとともに、死に対する毅然としたプロフェッショナルな仕事への真摯な姿勢が読んでいて、何とも切なさを感じます。

幻冬舎からアウトロー文庫として、文庫版が出版されているようです。

仕事柄、似たような形で最期を迎える方が何人も知っています。

身寄りもなく、というよりは一人寂しく亡くなるという方が正しいのかもしれませんが、生前の頃を時々思い出します。

もう、会うことはないのです。

少し、暗い感じになりましたが、遺品整理士なども共通する面もあると思います。

こちらも、いくつか関連書籍が出ておりますが、ハウツー色が強いです。

死に関するというよりも、職業の1つとして、自分の知らない世界として、興味深く読むことができる本だと思い紹介しました。