名古屋市港区で行政書士とカウンセラーをしている佐々木です。主要業務は、外国人に関する出入国在留管理庁(入管)への申請・相談です。行政機関への許認可申請、相続、契約書、セキュリティに関するご相談も受けております。
東京商工リサーチによると、人手不足が要因となり倒産した件数が過去最高になったとしている。
ここ最近、増加傾向を続けているが、その最大の原因は、「後継者難」であるという。
次に多いのは、求人難、従業員退職と続いており、こちらは労働者の人手不足である。
驚くことに、経営者の人手不足の方が多いのである。上記の1位は、経営者難、2と3位は労働者不足であるが、その数は2と3位を合わせても1位の後継者難の半数程度という事である。
この辺りは、いわば、空き家問題にも似ている感じも受ける。
つまり、引き継ぐ人がいないという点である。
労働者の不足は、賃金などの労働条件などの変化で増加も可能であるが、後継者難はそう簡単にはいかない。
あの、痛くない注射針の岡野工業も数年後には、閉鎖するという。こちらも同じ理由である。
儲かっていても、辞めてしまうのだから・・・複雑な感じはする。
一方で、労働者不足の方は、やりたくない仕事、人気のないいわゆる3Kといわれる仕事が多いのである。
問題は同一に語ることはできないが、やるべき人あるいは、やって欲しい人がやらない実情であることは同じだと思われる。
これも多様化(ダイバーシティ)なのかもしれないけど。