NEWS 技能実習、5千職場で法令違反 過去最多、監督件数も(共同)

名古屋市港区で行政書士とカウンセラーをしている佐々木です。主要業務は、外国人に関する出入国在留管理庁(入管)への申請・相談です。行政機関への許認可申請、相続、契約に関するご相談も受けております。

 

昨年:外国人技能実習生が働く事業所のうち7334カ所を監督・指導
法令違反:70.4%に当たる5160カ所
違反内容:違法残業など
違法行為のうち悪質な19件は書類送検するなど
厚生労働省の発表があったとのこと。
統計を取り始めた2003年以降過去最高の水準とのこと。
ここで、疑問点が・・・
厚生労働省の担当者は「急激に増えた実習生を、労働環境が十分に整わないまま受け入れる事業所を重点的に指導した結果だ」としている点です。
えー、今まで何していたの?厚労省?となりませんか?
少なくとも、2013年から2016年までは、確実に右肩上がりに違反件数は増えているんですけどね。その後は、データがありませんので、何とも言えないけど。一昨年より、技能実習生は5万人増えてはいるけれども、この増加が労働環境が整わなかったということであれば、許可すんなよ!となりませんかね。
とはいえ、違反を指導し、悪質なケースは書類送検するなどしているので、次はきちんと罰則を与える段階に来ていると見ていいのかもしれません。
新たな在留資格の「特定技能」は、管理団体の仕組みがないわけだから、受入企業の在り方が心配されますね。