NEWS 外国人在留カード4000枚偽造か、中国人の男ら3人逮捕

名古屋市港区で行政書士とカウンセラーをしている佐々木です。主要業務は、外国人に関する出入国在留管理庁(入管)への申請・相談です。行政機関への許認可申請、相続、契約に関するご相談も受けております。

 

在留カードを偽造したとありますが、販売もすでに200名にしているとあります。リストは、4000名となっていますね。
とても3人の犯行とは思えませんね。
主犯というか名前の挙がっている張容疑者は、去年「技能実習生」として、来日し、その後逃亡したそうです。おそらく他の2人も同様でしょう。
依頼主は、中国本土のブローカーを通じて1件当たり、3,000円の報酬で請け負っていたようです。3,000円×200名=600,000円。
収入が少なかったからやったとのことだけど、代償は大きいです。
もう二度と、日本に来ることは許されないでしょう。
買った人たちは、当然に在留カードが失効しているなど、不法滞在の可能性が高いですので、この件で、相当数の外国人が逮捕拘留されると思われます。
また、「技能実習生」と、感じてしまいますが、いつも言いますが、大抵の実習生は真面目に技術習得と就労をしています。
一方で、こういう問題がなくならないのも事実ではあるし、つい最近では、ベトナム技能実習生に日本人2人の方が殺されています。
実習生だけの問題ではなく、送り出し機関、管理団体、就労先にも問題があるでしょう。そして、制度の仕組みそのものにも問題があると思われます。
加害者がいる、つまり被害者がいるということです。
これが以上、被害者が出ないように、加害者が作り出され、悲しく、国際的にも恥とならない対応を取る必要があると思います。